試験が終わったので映画鑑賞

期末試験も終わり一息ついたので映画館に赴いた。映画の内容は見た翌日にでも忘れてしまうタチなのでなんとか当日に感想を書いてみる。映画論とか演技論とかなんにもわからないので、ただ自分の思ったこととかを拙い言葉と表現で書いてみる。

作品タイトルは、

『彼女の人生は間違いじゃない』


あらすじは公式サイトに詳しく載っているのでそちらをどうぞ。

では、感想をば

 ファーストインプレッションは「エロい!」性描写がアダルトビデオ顔負けなくらいリアルで生々しさがある。しかもしつこい。そういうの好きな人はかなり楽しめると思う。ただ疑問に思ったのはなぜあそこまで性描写にこだわったのかということ。かなりきわどいラインを過剰に撮ったのだから何か意図があるはず。なんのメタファーなのかが気になる。考えてみるが思い浮かばず。

 映画全体を通して、かなり暗い雰囲気。見たらきっと暗い気持ちになる。けどこの暗さは現代人なら一度は感じたことあるんじゃないかな。というのも、今の人たちは、私を含めて自分の居場所を探そうとしてるように思える。けど中々うまくいかないことって多い。ここでの「居場所」っていうのは自分が存在していい場所じゃない。そうじゃなくて個性が承認されてそれを他者が受け入れてくれるような場所のことである。はっきり言えばそんなもの中々ない。一日の大半を過ごす家庭にしても職場にしてもある意味最も疎外されやすい場所だ。この映画の暗さは「自分の居場所」を追われた人々の疎外感に起因すると思う。

 居場所を追われた原因は3.11。地震津波原発である。とりわけ原発に関しては作中複数回、放射線測定器が映し出される。大半の人はそもそも、原発の影響で未だに立ち入りが禁止されてる街があるのを知らないんじゃないのかな。

 まあ、被災地の外的な様子もよく描かれてるんだけど焦点が当たっているのは内的な方。つまり被災者の心の方。作中出てくる人物にどのような心の動きがあって過去を克服していくのか。これがこの映画の要諦だと思う。

 見たらわかるんだけど、過去を克服するには口頭による説得ではなく、未来のビジョンを視覚、触覚に直接訴えるってのが大事そう。


演者の人たちはほんと難しい役所だったと思う。複雑に絡まりあった感情を行動、表情のみで表すことの難しさ。実際かなりハードは撮影だったらしい。


決して楽しい気分になる映画ではないけれどこういう現実もあるということを知ってほしいという意味でオススメします。

 落ち込んだ時に見ると今の自分なんてまだまだだなと思えて明日への活力になるはず。期末試験後気分がどん底に陥ってた自分がそうでしたから。


余談

最近の若い子はSNS上で「いいね」をもらうことに奔走してる。彼らは他者による自己の承認を「いいね」に見ている。つまり、「いいね」をもらうために自撮りしまくってる人は自分の「居場所」を必死に見つけてる。SNS上という条件付きの「居場所」にあまり意味があるとは思えないが。

あなたはきらいと言われた

大学に入って「あなたのことが嫌い」と言われたことが何回かある。

逆に「好き」と言われたことはない。

シラフの人から面をむかって「嫌い」と言われると中々堪えるものだ。

私のノリがうざいんだろうか

誰か私と会話してくれて、どういうところに嫌われる要素があるのか客観的に指摘してくれないかな。

また人との距離感がわからなくなってきだした。


いやなやつになりたくないと同時に何もせずにつまらない奴だと思われたくない。卑屈なやつにもなりたくない。なんだ、わがままか?

ブログをはじめてみる

自分の考えていることをすぐに自分で打ち消す。だから考えがまとまらない。だから自分の表現に自信が持てない。だから表現に失敗する。だから他人から評価されない。だから自信が持てない。
悩む。どこに正解があるかを「ネット上で」探す。
こんなことを繰り返しているうちに、自分を表現することがますます苦手になった。自分なりの言葉で表現するということが出来なくなった。言葉を使うことは思考することとイコールだと言うが、上の一連の流れのおかげで思考の幅も狭まりバカになったと思う。自分の表現や思考はどこかで聞いたことがあるようなことばかりだと自分で思う。他人の受け売りの塊だ。
この負の連鎖から抜け出すためには自分の言葉で何かを表現する場を設けることが必要だと考えた。こうした目的でブログをはじめてみる。だから誰も見なくていい。誰も見ないと思うけど、かといって見られる可能性はゼロではないので物好きの見物人を意識した形で文を書くこともあるかもしれない。
しかし、さっきも書いたけど、表現することが苦手だし、かつ自分には語彙力も構成力もなくて、さらに記事の元になる経験やエピソードも少ないからここに書くことは本当につまらないことだと思う。またやっかいなことに移り気で気まぐれでもあるので続くかわからない(この記事が最初で最後になるかも知れない)。けどいつかは絶対飽きて放置するんだからまあいいかー。

とりあえずなんでもいいけどはじめる。


〜飽きて全然書かなくなって存在すら忘れてたけど何かの拍子で思い出して「こんなん書いてたなぁw」ってなってる未来の自分へ〜
これ書いた時は割とモチベあったんだよ。